匝瑳 と 書いて SOSAと読む

前職以来、地球環境のこと、日本の未来のことをより深く考えるようになりました。それで、あちこちに行っていろんな方とあうのが、自分にとってとても刺激になること。そしてなんというか、生きている意味を少しだけ感じるようになりました。

そんな大そうな話でもないのですが、東京に帰ってきて、次なにしようかな~?って

この間、池袋にある「たまにはTSUKIでも眺めましょ

というオーガニックバーにとある方たちと、飲みに行ったのです。

そこは、なんと地方創生というか、移住というか、都市の問題と、地方の問題を同時に解決しようとしていて、もう7年も、実践している方が、そこのマスター 高坂さんという方だったのです。


それで・・・ 思い立ったように、SOSA Project (千葉県の匝瑳市でやっているプロジェクト)におじゃまして、どんな風に、月3万円の生活をしてるのか? どんな風にマイ田んぼプロジェクトをやっているのか?そして・・・ いろいろなお話しを聞いて僕も夢を見せてもらいました。

ここは、マリリンの古民家こと、SOSAプロジェクトの中心地です。薪がいっぱい。

マリリンさんは不在でしたが、都会で疲れた心や体を癒す活動をされている様子が手に取るようにわかるお住まいでした。この古民家を、高坂さんの家(海沿いにある素敵な家)を拠点にしてワークショップ的に、DIYで再生されたとのこと。ローズマリーが迎えてくれるそのお庭は、香りで音が聞こえるようなそんな雰囲気がありました。

こういう所で、少し人間らしい時間を取り戻すことができるんじゃないかな?

都会で病んだこと、ここで再生するそんなプロジェクトも行っているそうです。


こちらも、みんなで、増設されたとのこと。

地域とのコミュニケーションが取れているので、安く借りられたり、安く暮らせたりできているようです。ふつうに、都会の人が何もなく、地域に行っても、ただのよそ者ですけど、SOSA Projectでは、それを支援する人達がいるから、できるんですね。


こちらは、Earth Bag House(土嚢を積み上げて作る家です)という漆喰でできた、モニュメント的な小屋です。こちらは匝瑳の海沿いのところにある広場にあります。とっても大きな露天風呂や、軽トラに乗せられるトレーラーハウスも。。 商売的に考えると、ここに、ピザ窯作らせてもらって、サーファーハウス的なものができたら、面白いな。。なんて・・・大阪人は思うのであります(^^;


こちらは、約100組の方が、マイ田んぼとして手作業で無農薬で作っているという田んぼです。この状態を保つには、相当みなさんきちんとやっているんだろうな。って思います。畦には、在来種の大豆も植えられ、その大豆で醤油や味噌も手作りされているそうです。

ちょっと予定より早めについた僕は、高坂さんの家で、おひるごはんをごちそうになりました。自家製醤油!自家製野菜!とってもおいしかったです。ありがとうございました。

発酵もされていて、ということは、当然、肥料もEM系の自家製有機肥料も使われているとのこと。自分たちの手でする。そのことが、多くのことを学ばせるんですよね。ほんとにすばらしい。


今日は栃木那須からこられたカップルや、4月から移住されたご家族がこられていて、田んぼの世話や草刈りをしていました。農機具も、「アルカディア」という施設から借りられるようになっていて、近くにキャンプもできる施設もあり、マイ田んぼを借りて楽しく過ごす若い人たちがどんどん増えているんでしょうね。SOSA Projectで体験して、匝瑳に移住する人、また違う地域に行って活躍する人。ここを訪れる人達がまた違う世界を作っていくのでしょう。お米に関しては、ここまでできるのに7年と言われていましたが、たぶん、平米当たりの収穫量はきっと、農家さんのお米より多いのではないかな?っていうくらいに・・・大豆もきれいな白い花をさかせていました。

この他にも、オフグリッドで暮らす人、この田んぼや空き家を紹介してくれる地元の方、月3万円の素敵なイングリッシュガーデン付きのおうち(ここで研修とかしたら、面白いだろうな。。)なども見せていただきました。

タイトルにもありますが、匝瑳市って、まず読むことできませんでした。SOSA Projectって、書かれてやっと、ああそう読むのね。。と、また場所もぜんぜんわからなかったんですが、銚子の少し下で、成田の横っていう感じの場所で、都会から近いです。ちなみに、東京の小平市から車で約2時間10分くらいで行きも帰りもいけました。

地方創生って流行ってます。僕自身も3~4年前からいろいろ仕事がら勉強させてもらいました。そこには、必ず行動する人の集まりがありますね。小さな経済が回る形ができている。それは、人と人のつながりがあってこそ。最近は里山資本主義などともいわれるんですが、自然資本そのものより、会社経営でいうとキャッシュフロー的な、資本というより、まごころのフローや、つながりのフロー、そういうものができている。あるいはそういうフローを作ろうとしているところがいいのかな?と。。資本ではなくて、フローなんだろうな。。それとあんまり気負わなく。。やっているところ。。凄いなぁ

僕自身も、いつかやってみたいなと思うこと。。そんな姿がここにありました。





0コメント

  • 1000 / 1000